100歳200人から学べ!大阪大学、長寿を調査

大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山の100歳以上の高齢者200人を対象に
長生きのための秘訣を探る調査が行われることになった。

調査を行うのは大阪大学の研究チーム。
研究倫理審査委員会で審査が通り、調査は今年中に開始される予定。

平均寿命の高い日本であるが
どんな人が長生き出来るのかはまだ分かっていないという。

今回の調査で
ご長寿高齢者の血液を採取して遺伝子、健康状態を分析、
食事や歯の数、家族構成、教育、性格まで追い、
長生きの要因となるものが無いか探る。

関東では慶応大学が長寿の研究をしており、
東西の比較も出来るようになる。

さらに大阪大学では兵庫県の
伊丹市(人口密度7,860人/km²)と
朝来市(人口密度81.5人/km²)で
70~90歳の1500人を追跡調査し
都市部と山間部の比較調査も行うという。

手術しないでがん治療!ワクチン開発、がん細胞消える

がん細胞の表面の分子からワクチンを作成し
がん細胞を見分けさせて白血球に攻撃させるという治療方法がある。

今まで白血球のうちの攻撃細胞だけを活性化させることは出来ていたのだが、
北海道大、東京慈恵会医大、近畿大、産業医大などの研究グループが
新たに『攻撃細胞に指示を出す細胞』まで活性化させることにも成功したと発表した。

実際に患者にワクチンを接種したところ
乳がんの女性からがん細胞が完全に消えるなどし
重い副作用も出ていないという。
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脳みそは鬱病を防ぐ力をもっている

群馬大学生体調節研究所の研究で、
脳のある部分が、ストレスを受けた時に
鬱病の発症を防ぐ働きをしていることが分かった。

SIRPαという脳内分子は
外部からのストレスに反応し脳内の酸素と結合、
リン酸化が起こる。

これが鬱の発症を防ぐ作用があるとのこと。

このリン酸化の制御が出来るようになれば
従来の薬が効かない患者のための治療薬が作れるかもしれない。
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