蚊はどうやって熱を感知しているのか?
触角、ひげで二酸化炭素を感知しているのは知られていたが、
熱をどこで感知しているのかはまだ解明されていなかった。
それがついに帯広畜産大での研究によって明らかに。
そしてそれを利用して蚊に刺されないようにするには・・・
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蚊はどうやって熱を感知しているのか?
触角、ひげで二酸化炭素を感知しているのは知られていたが、
熱をどこで感知しているのかはまだ解明されていなかった。
それがついに帯広畜産大での研究によって明らかに。
そしてそれを利用して蚊に刺されないようにするには・・・
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コウモリの超音波を浴びた虫は飛ぶのを止める。
飛んでいるコウモリに食べられないための
『同じ土俵で勝負しない』賢い作戦である。
前回記事⇒コウモリの超音波が持つ力(1)
参考⇒目がテン! ライブラリー
さて、世において最も賢いのは
良い意味でも悪い意味でも人間であろう。
人間は、この虫たちの賢い作戦を
さらにカシコク利用することを考えた。
・・・ところで、
『地震 雷 火事 親父』
という言葉があるが、
これを夏バージョンにしてみるとこうなるだろう。
――『日焼け 蚊 ハブ スズメバチ』。
さて本題は、この『蚊』である。
そう。蚊は虫である。
そして虫は、超音波を聞くと活動を停止する。
・・・人間は、
『超音波式虫よけ』を発明したのだ!
これは正々堂々と戦う殺虫剤・防虫菊・手で叩くでもない、
コウモリと蚊の戦いから生じた蚊の性質を利用するという、
まったく違う土俵で勝負してしまうずる賢さである。
コウモリが超音波を出すことはよく知られている事だろう。
コウモリ達は20~100kHzの音を発し、
周りからの音の反射で障害物の位置・距離を測る。
※なお我々人間の耳は聞くことの出来る音は約20kHzまで
(歳をとればとるほど、限界値は下がっていく)のため、
大抵この音に気づくことは出来ない。
・・・この超音波によって、
彼らは暗闇の中でも自由に飛び回る事が出来て、
餌となる小さな小さな虫をも捕らえる事が出来る。
さて、ここで虫の方の話をする。
虫たちは超音波を聞くことが出来る。
コウモリの超音波を浴びれば、
今天敵が己に向かって迫っていることを知る。
その時虫は、どうするのだろうか。
答えは、
『何もしない』
のだ。
いやいや逃げろよ!
本気で生きて見せろよ!!
・・・と、一瞬思ってしまうが、
飛んでいるコウモリに食べられないためには
飛ぶのを止めてしまうのがベスト。
虫たちはコウモリの超音波を浴びると飛ぶのをやめる。
『同じ土俵で勝負をしない』
なかなか賢い策である。
次の記事⇒ コウモリの超音波が持つ力(2)