蚊はどうやって熱を感知しているのか?
触角、ひげで二酸化炭素を感知しているのは知られていたが、
熱をどこで感知しているのかはまだ解明されていなかった。
それがついに帯広畜産大での研究によって明らかに。
そしてそれを利用して蚊に刺されないようにするには・・・
帯広畜産大学の嘉糠洋陸(かぬか・ひろたか)教授
(病原体媒介節足動物の生物学・分子遺伝学専門)
は、蚊がどこで熱を感じているのかを調査した。
調査はハマダラカでおこない、
それぞれ触角、ひげ、口を切断したハマダラカを用意。
各ハマダラカの二酸化炭素や熱源に対する反応をみたところ、
触角・ひげを切断した蚊は熱源(35度)を追ったが、
口を切断したハマダラカが熱源に反応しなかったという。
そしてハマダラカの口を調べると、
「TRPA1」というたんぱく質が働いていることが判明。
蚊にこのたんぱく質の働きを抑える物質をかけてみたところ
蚊は熱源を追わなくなったという。
これを利用することで新たな虫よけ対策への可能性も考えられるとのこと。
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