情報社会の未来

米アップルの開発者向けカンファレンス、
WWDCがサンフランシスコで行われている。

7日(初日)の基調講演では始終iPhoneとiPadの話で、
iPhone 4はますますハイクオリティになっており、
アマチュアでもプロフェッショナルな体験が可能だという。
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【蚊取りパソコン】虫よけ超音波を出すフリーソフト

蚊は超音波を聞くと動かなくなる。

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コウモリの超音波が持つ力(1)
コウモリの超音波が持つ力(2)

これを利用した超音波式虫よけ機も発売されているが、
パソコンのスピーカーから超音波を再生し
パソコンを虫よけマシーンにしてしまえ、という
なかなかユニークなことを考える人々がいる。

パソコンで超音波を再生するソフト、
“CA-CONE”
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se400205.html

使い方は、
ダウンロードしたzip圧縮ファイルを解凍。
できたフォルダの中のca_cone.exeがソフト本体です。

ソフトを起動したら、ソフト画面上で右クリック。
用意されたモードがあるので『蚊』や『ゴキブリ』など
用途にあったモードを選択するか、
手動で周波数をセットしてください。

CA-CONEはUSBにいれて持ち運び
出先のパソコンでも使うことができます。

コウモリの超音波が持つ力(2)

コウモリの超音波を浴びた虫は飛ぶのを止める。

飛んでいるコウモリに食べられないための
『同じ土俵で勝負しない』賢い作戦である。

 前回記事⇒コウモリの超音波が持つ力(1)
 参考⇒目がテン! ライブラリー

さて、世において最も賢いのは
良い意味でも悪い意味でも人間であろう。

人間は、この虫たちの賢い作戦を
さらにカシコク利用することを考えた。

・・・ところで、
『地震 雷 火事 親父』
という言葉があるが、

これを夏バージョンにしてみるとこうなるだろう。
――『日焼け 蚊 ハブ スズメバチ』。

さて本題は、この『蚊』である。

そう。蚊は虫である。
そして虫は、超音波を聞くと活動を停止する。

・・・人間は、
『超音波式虫よけ』を発明したのだ!

これは正々堂々と戦う殺虫剤・防虫菊・手で叩くでもない、
コウモリと蚊の戦いから生じた蚊の性質を利用するという、
まったく違う土俵で勝負してしまうずる賢さである。

コウモリの超音波が持つ力(1)

コウモリが超音波を出すことはよく知られている事だろう。

コウモリ達は20~100kHzの音を発し、
周りからの音の反射で障害物の位置・距離を測る。

※なお我々人間の耳は聞くことの出来る音は約20kHzまで
 (歳をとればとるほど、限界値は下がっていく)のため、
 大抵この音に気づくことは出来ない。

・・・この超音波によって、
彼らは暗闇の中でも自由に飛び回る事が出来て、
餌となる小さな小さな虫をも捕らえる事が出来る。

さて、ここで虫の方の話をする。

虫たちは超音波を聞くことが出来る。

コウモリの超音波を浴びれば、
今天敵が己に向かって迫っていることを知る。
その時虫は、どうするのだろうか。

答えは、
『何もしない』
のだ。

いやいや逃げろよ!
本気で生きて見せろよ!!

・・・と、一瞬思ってしまうが、
飛んでいるコウモリに食べられないためには
飛ぶのを止めてしまうのがベスト。

虫たちはコウモリの超音波を浴びると飛ぶのをやめる。

『同じ土俵で勝負をしない』
なかなか賢い策である。

次の記事⇒ コウモリの超音波が持つ力(2)

京大ら、酸素を分離させる新素材開発

京都大学と独立行政法人科学技術振興機構らの共同研究チームが、
空気中から酸素だけを取り込む機能を持った物質の開発に成功したそうです。

空気清浄機などのフィルターに
炭が入っていたりするのを見たことがあるでしょうか。

これまで気体を分離させるためには、炭のような、
内部が空洞で気体を取り込む性質のある多孔性物質が使われていました。

どうやら多孔性物質の細かい隙間に
目的の気体の分子を物理的に取り込む、という事のようです。

しかし、この原理を使用すると
分子が同じ大きさの気体は分けることが出来ません。

ちょうど窒素と酸素は同じくらいの大きさなので
いままで分離させることが出来なかったのです。

しかし今回、
酸素と結合させることの出来る電子を持った特殊な分子と
多孔性物質を合成した新しい多孔性物質を開発し、
空気中から酸素だけを物質内部に取り込むことに成功したそうです。

研究チームはこの技術を応用して
様々な気体を取り込む物質の研究を進め、
大気中の有毒ガスの浄化などが出来るようにしたい、
としています。

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