情報社会の未来

 

米アップルの開発者向けカンファレンス、
WWDCがサンフランシスコで行われている。

7日(初日)の基調講演では始終iPhoneとiPadの話で、
iPhone 4はますますハイクオリティになっており、
アマチュアでもプロフェッショナルな体験が可能だという。

しかし、高性能な端末を使って、
普通の人がプロフェッショナルな体験ができるためには、
ソフトウェアの開発者に非常に高度な技術を要求する。

最近思うのだが、
ブログサービスやiPhone、Youtube、ニコニコ動画など、
高度な技術を背景にして使いやすく設計されたサービスによって
一般の人に情報社会がどんどん身近になっていく反面、

それを扱う一般人(高度な技術を要求されない)と
開発者(高度な技術を要求される)の間での隔たりが
どんどんと大きくなっていくように感じる。

パソコンにかじりついているくせに
何ら技術を持っていない人間というのが現れて来たのは
大体WEB2.0的サービスが始まった頃からである。

WWDCの基調講演でMacが触れられなかったが、
これからコンピュータは開発者のアイテムとなり、
一般消費者には使いやすく設計された
iPhone的端末が普及していくのだろうか。

若き日のにわタコは
手作りホームページ作成に挑んだりしたものだが、
今ではBlogで、手作りするよりも簡単・綺麗に
自分のホームページが作れてしまう。

同じクオリティを手作りしようとすれば相当な知識と手間が要求され、
一般人には敷居が高すぎるものへとなりつつあるのだ。

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