MacBookAir用にUbuntu11.04をもっと使いやすくカスタマイズ

 

Ubuntu11.04をMacBookAirにインストールした。
公式サイトどおりに設定すれば、
画面輝度調整などの諸々の機能が
全て使えるようになり、とても助かるが、
(インストール完了後の無線LANドライバエラーなどはこちら参照)
Mac環境と操作が異なり、不便なところがある。

トラックパッドをタッチするだけでクリックになってしまう。
とか。
この記事ではMacユーザーに使いやすいように
ubuntu111.04をカスタマイズする方法を書きためていく。

MacBookAirの広いトラックパッドは
キーボード入力中に触れてしまいやすい。

少し手が当たるだけでクリック判定され、
思わぬところにカーソルが行ってしまう。。。

ちなみに、トラックパッドに触れればクリックだし、
マック環境でのように、
トラックパッドを押しこんでもクリック判定となる。

つい癖で、
トラックパッドを押しこんでクリックしようとすると、
まずトラックパッドに触れた時点でクリック、
そのつぎの押し込みでもう一クリック、と

思わぬ動作を招いてしまうことがある。

それからそれからCommandキー!
command+c でコピーができない!!
controlとか、なかなか慣れられませんから!!!

などなど、UbuntuをMacBookAirで使うにあたって
細々と不便な部分を少しずつカスタマイズしていこうという企画です。

この記事は、ちょっとずつ、
加筆修正を繰り返し
内容が増えていくかもしれません。

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その1
二本指スクロールを可能にしよう
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システム 設定 マウス でマウスの設定を開き
タッチパッドタブを開く。
スクロールの 『二本指でのスクロール』
にチェックを入れると、
トラックパッドを二本指で上下になぞったとき、
WEBページなど、上下にスクロール可能なウィンドウが
指の上下に合わせてスクロールされるようになる。
Macの便利な機能の一つなのでこれはあったら便利な機能の一つ。

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その2
トラックパッドを押しこんで初めてクリックとして判定させる
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冒頭に述べたとおり、
Mac環境に慣れていたり、
この広いトラックパッドの上でキーボード入力をするには
トラックパッド表面に手が触れただけでクリックとなるのは
何かと不便である。

これは二本指スクロールと同じところで設定ができる。
システム 設定 マウス でマウスの設定を開き
タッチパッドタブを開く。
『タッチ・パッドでのマウスクリックを有効にする』
のチェックが入っていると思うので、これを外す。
すると、トラックパッドを押しこんで初めてクリックとなる。

ちなみに右クリックはMac環境同様、
二本指でクリックすると右クリック判定となる。

一つ注意は、Mac、BootCampのWindowsは
さりげなく親切に、端っこに置いた指は指の数として数えないが
(左下隅に左指をおいて、右指でカーソルを動かしてる状態で、
左指を押しこんでシングルクリックができるが)
どうもUbuntuはトラックパッドの有効範囲が広く、
右指でカーソルを動かし左指で隅を押し込もうものなら
二本指とカウントして右クリックになってしまう。
ちょっと思い通りに動いてくれないので注意が必要です。
(コピペのための文字選択とか、無意識に二本指でやってたり)

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その3
変換がバカ。。。mozcを入れて一発文字変換
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一昔前は自分でビルドしたりしなければならなくて大変だった
Googleが提供する日本語変換のmozcですが
Ubuntuソフトウェアセンターからインストールできます。
ibus-mozcをインストールして
(mozc-server mozc-urils-gui も?自動で入る?)
再起動します。

システム システム管理 言語サポート
『キーボード入力に使うIMシステム』を『ibus』に。

システム 設定 キーボードインプットメソッド
インプットメソッド タブをひらいて
『インプットメソッドの選択』メニューから『日本語』の
Mozc を追加し、Mozcが選択された状態で左の『上へ』を押し
「日本語 – Mozc」を先頭にする。

とても日本語の変換が高性能になっていると思います。
一度入力したものは覚えててくれて
途中で変換候補として表示されるようになります。
変換候補は tab キーで選ぶことができます。

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その4
英数キー でも かな/英数 切り替え可能に
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システム 設定 キーボード・インプットメソッド
IBusの設定が開くので
『一般』タブの キーボードショートカット 切り替え
の右にある『…』ボタンをクリック
『キーコード』とテキストボックスの並ぶ左の『…』をクリック
英数 キーを押す
モディファイア の欄でいずれにもチェックが入っていないことを確認
適用 して 閉じる。

これで英数キーでもインプットメソッドが切り替わるようになった。

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その5
Commandキー + C でコピペ可能に!
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いよいよ、地味に大事な部分。

ひとつ重要なお知らせがあります。
ubuntu11.04から新しいディスクトップ環境のUnityになりました。
(左にメニューが表示され、画面下にwindowsのタスクバー的な物が無いやつ)
この環境では、commandがメニューバーを扱う機能を割り当てられているからか、
うまくcontrolとの機能入れ替えができません。

クラシックにして、GNOME環境でないとこれは出来ないようです。
Unityをやめるには、
システム システム管理 ログイン画面
ログイン画面の設定を開き
Ubuntuクラシック をデフォルトセッションにします。
(詳しくはこの記事)

では、Ubuntuクラシック環境でやることを前提に、
端末を使って次のように作業します。

端末を開く

sudo gedit $HOME/.xmodmaprc
パスワードを入力するとメモ帳が空で開く。
(.Xmodmapというファイル名が一般的だが
 11.04ではそれではうまくいかないとの話

キーのマッピングを指示するファイルを今から作る。
次のように記入する。

remove control = Control_L
remove control = Control_R
remove mod4 = Super_L
remove mod4 = Super_R
keysym Control_L = Super_L
keysym Control_R = Super_R
keysym Super_L = Control_L
keysym Super_R = Control_R
add control = Control_L
add control = Control_R
add mod4 = Super_L
add mod4 = Super_R

保存、閉じる。

次を実行
xmodmap .xmodmaprc

再起動
『modmapファイルの読み込み』
利用可能なファイルに表示される『.xmodmaprc』を
読み込むボタンを押して左の読み込んだファイルに移動させ、
OK。
次回以降自動で読み込まれる。
11.04以前はgconf-editorを設定する必要がある。

controlがSuperキー(Windowsキー)扱い、
commandキーがcontrolキー扱いとなる。

これでcommandキーでコピペなどができる。

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