オープンソースのブログ構築システムで
世界で広くつかわれているWordPressのユーザー会、
WordCamp神戸が11日、神戸工科大学で開催されました。
そこで聞くことが出来た、
Webメディアの成功法について書き留めておきたいと思います。
長く続くテーマであること
なによりまず第一に、『続く』こと。
ネットで成功を収める人は最後までやめない奴だ、
なんて言われることもありますが、
やはり継続がとても重要なようです。
たしかに、
無理矢理でも続けたほうがいいってぐらい、
継続は鍵だと思います。
むかしむかしこのブログにほとんど人が来なかった頃、
ともかく毎日記事を書いてみたことがあって、
一日に2〜3記事書き続けていたのですが
それが一ヶ月ぐらい経つと随分人が集まるブログになりました。
それはアルファブロガさん達のインタビューを読んで、
案外多くのアルファブロガーが
毎日複数記事を書くという
『量をこなす人』であることに気づいたからなのですが、
どうやら沢山の人を集めるために
続けることが大切だというのは確かなようです。
そして同時にユーザーに愛されること
続けることと二本立てで、もう一つ大切なのが
『愛されること』のようです。
愛されるって、どんなことでしょう。
続いていても全部ロボット化して更新されているブログは読みません。
しかし逆にどんな記事だと愛を感じるでしょう。
これは永遠の課題ですね。
そしてここが他のメディアと差をつける
ポイントでもあるかもしれません。
持続的なメディアの運営体制
ではでは、愛はそれぞれに追求するとして
その愛を最大限に世へ発信するには
どのような事が必要かというお話へ。
事業目標の設定
事業目標なんていきなりスゴイ話になりましたが
おはなしをしてくださったのは
企業メディアのプロデュースをされている会社さんですので、
事業目標ということでございます。
どのくらいの規模を目指すのか?
全てはそこから始まります。
目標達成の区切りとなる各種KPIの設定
KPIとは、最終的な目標達成の是非ではなく、
最終目標へ向かってどれほどプロセスが実行されているか
の度合いを示す指標です。
プロセスを分けて中間目標を作ることで
階段を上がるように目標を目指します。
高速に回すPDCAサイクル
Plan, Do, Check, Action.
目標を立ててやってみて、
振り返って修正して
次の行動に移す
という実行反省実行のサイクル。
これを、じっくり行うのではなくて
細かく早く回していくことが重要だそうです。
パフォーマンスマネジメント
業績をきちんと測定すること。
WEBですから、GoogleAnalyticsの分析を使用するなど
ということだそうです。
正確に現状を把握する。
やる気
大きな字で強調されていました。
最後、すべてを支えるやる気がやはり大事なようです。
目標に向かって、訪問者を増やすには
目標に定める項目、
そこへのプロセスの切り分け、
高速な実行と修正、
現状の把握、
そしてやる気で以て、
どのような方法で目標を達成するのでしょうか。
ここで、初歩に帰ってPVとは何かというお話が有りました。
最終的なPVとは、
訪問者の数 × セッションあたりのPV × 訪問回数
から成り立ちます。
一括りにPVを何%上げる!というと
漠然とした目標となってしまいますが、
訪問者の数を増やす、
一度の訪問で見てもらう回数を増やす、
より多くの回数通ってもらう
というように、PVを要素に分解してみると、
それぞれに対して何かできることが見つかってきます。
訪問者を増やすには、
SEO対策をする、人気のあるテーマを扱うなどで人を集る
大きなサイトから人を呼び込む仕組みを作る(Yahooへ記事提供など)
記事の名前を工夫してつかみのあるものにする
話題になるようなものを取り扱う、など。
セッションあたりのPVは
次も見たくなる、ついつい読んじゃうサイトを設計する
また来たくなるようコンテンツを充実させる
『おもてなし力』を付ける
訪問回数を増やすには、
『ユーザーの一日の時間は24時間』
その貴重な時間を咲いてもらえるお気に入りになる
ユーザーの生活の中の『ある一角』を獲得する
というようなことを考えるのだそうです。
そしてここで一役買うのがWordPress、
ということだそうなのですが、
何でもプラグインが豊富なWordPressは
人気記事を表示したり関連記事を表示したり
見せ方を工夫したりと
そんなことがワンタッチで出来てしまうということで
セッションあたりのPV数を増やすのに非常に強い
しかも無料でできてしまう!!
とのことです。
なるほど、プラグインをつかわない手は有りませんね。
プラグインで簡単に携帯やスマートフォンに対応して
利用者の裾野を手軽に広げていくことが出来るのも
WordPressの強みですよね。
ちなみに、海外展開して
翻訳版を現地で発行するときも、
世界標準のWordPressは現地の人がカスタマイズできて
みんなつえるのでとても敷居が引い、とのことでした。
なるほど。
この記事はお役に立ちましたか?