FuelPHP1.6を使ってみる。〜FuelPHPのインストールとoilコマンド〜(@ Mac OS X)

 

FuelPHPはPHPで作られた
”シンプルでフレキシブルな”
WEBアプリ開発フレームワークです。

ここから
http://fuelphp.com/
ダウンロードしてきて利用します。

解凍すると、そのままプロジェクトに利用できる状態で
フレームワークのファイル群が用意されています。
ルートにoilというファイルが有りますが、
これをコマンドラインからPHPで実行することで
(例: $ php oil ほげほげ )
MVCの一発生成などが出来ます。

環境変数(PATH)がPHPに通っていることが必要です。
 $ which php を実行して意図したPHPが出てくるか確認しましょう。
 <参考>
 私は最初にXAMPPでサーバーを立てた名残で未だに、
 $ which php
 /Applications/XAMPP/xamppfiles/bin/php
 となっています。ここのphpにPATHが通っているのは、
 ~/.bash_profile に
 export PATH=”/Applications/XAMPP/xamppfiles/bin:$PATH”
 と記述したからです。
 )

ところで、毎回php oilと実行したり、
新しいプロジェクトを立ち上げる時に
http://fuelphp.com/ にアクセスしてFuelPHPをインストールするのは面倒です。

それが、mac(Linux,Unix等)なら、
直接 oil ほげほげ (頭にphpを付ける必要がない)と出来たり、
oil create プロジェクト名 でGitからFuelPHPをインストールしてくる機能を持つ、
oilコマンドを利用することが出来ます。

公式の利用手順はこちらです。
http://fuelphp.com/docs/installation/instructions.html

次のようにしてoilコマンドをインストール。
$ curl get.fuelphp.com/oil | sh

すると
/user/bin/oil (Macの場合)
が設置されます。
/user/binには既にPATHが通っているため(Macの場合)
基本的にコマンドラインから実行可能になります。
(Macじゃない場合、/user/binがなかったとしても
 おそらく勝手にPATHが通っている場所に設置されると思います。
 /usr/binとか??)

ではoilコマンドの正体とは。
試しに中身を見てみましょう。

$ vi /user/bin/oil

#!/bin/bash

# if we have the oil script in the current directory, start that
if [ -f "./oil" ]; then
        php oil "$@"
else

                # check for bash commandline options
        if [ "$1" == "create" ]; then

                                # make sure git is installed
                if [ ! `which git` ]; then
                    echo "For this installer to work you'll need to install Git."
                    echo '        http://git-scm.com/'
                fi

                                # clone the repository, and make sure the latest master is active
                git clone --recursive git://github.com/fuel/fuel.git "./$2"
                cd ./$2
                branch=`git branch -a | grep -v "remote" | grep "master" | tail -1`
                branch=${branch#* }
                git checkout $branch
                git submodule foreach git checkout $branch

                # run composer
                php composer.phar self-update
                php composer.phar update

                # fix potential rights issues
                cd ..
                php "./$2/oil" refine install
        else
                echo 'This is not a valid Fuel installation so Oil is a bit lost.'
                echo '        http://fuelphp.com/docs/installation/instructions.html'

        fi
fi

こういうことです ↓↓

oil ほげほげ
とコマインドラインで実行された時、

カレントディレクトリにoilファイルが有れば、
php oil ほげほげ
として再度実行し直す。

もしoilファイルがないなら、
1.ほげほげがcreateだった時は新たにFuelPHPをgithubからcloneしてくる。
2.そうでない場合は、「oilファイルないんでFuelPHPが正しくインストールされてませんよ」と出力

ということ。

つまりoilコマンドとは、
php oil に再変換してくれるコマンド入力のショートカット機能と、
oil create プロジェクト名 でGithubから新たにFuelPHPをインストールする
(composerのアップデートも実行)機能を持っています。

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