福岡県久山町では40年以上にわたり
住民の生活習慣と病気との関係の調査をしている。
九州大学がこのデータを分析したところ、
メタボの男性はうつ病のリスクが2倍になることが分かった。
九州大学は２００７年に健康診断を受けた
４０歳以上の男女３０２５人を対象に分析。
質問票によるうつ病調査と、
抗うつ薬を飲んでいるかなどを尋ねた。
結果、男性では
メタボの３６４人中７．３％にうつ状態が見られた。
対してメタボでない９１０人では２．８％。
統計的な補正を行うと
メタボ男性はそうでない男性の
2.3倍のうつ状態リスクがあったことになるとのこと。
メタボとうつの関連性は欧米でも指摘されている。
しかし、その関連性は分かっていない。
日本うつ病学会総会で九州大学は、
「メタボで症状が出ない程度の小さな脳梗塞が出来て
それがうつ病につながっているのではないか」
という推測を示した。
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