産業能率大学が行った今年の新入社員に対する意識調査で、
二人に一人の新入社員が海外で働きたくないと思っていることが分かった。
調査では49%が『海外で働きたいとは思わない』と解答、過去最高となった。
ただし『どんな国・地域でも働きたい』と解答した人も27%で過去最高。
グローバル化に直面し、
海外へ積極的に出て行こうとする者と、
国内に止まってやり過ごそうと考える者の
二極化現象が起きているようである。
この調査は新入社員を対象に3年ごとに行われていて、
今回の調査は4回目になる。
外資によるM&Aについては
『日本の良さが失われそうで不安を感じる』という解答が
2001年度:12.2%
2004年度:14.8%
2007年度:28.9%
2010年度:33.8%
と毎年増加している。
また同大学が行った別の調査では
2010年度新入社員は『終身雇用を希望』する率が非常に高かった。
これらの調査の結果から
人材面のガラパゴス化が始まるかもしれない、
と総括している。
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