コウモリの超音波が持つ力(2)

コウモリの超音波を浴びた虫は飛ぶのを止める。

飛んでいるコウモリに食べられないための
『同じ土俵で勝負しない』賢い作戦である。

 前回記事⇒コウモリの超音波が持つ力(1)
 参考⇒目がテン! ライブラリー

さて、世において最も賢いのは
良い意味でも悪い意味でも人間であろう。

人間は、この虫たちの賢い作戦を
さらにカシコク利用することを考えた。

・・・ところで、
『地震 雷 火事 親父』
という言葉があるが、

これを夏バージョンにしてみるとこうなるだろう。
――『日焼け 蚊 ハブ スズメバチ』。

さて本題は、この『蚊』である。

そう。蚊は虫である。
そして虫は、超音波を聞くと活動を停止する。

・・・人間は、
『超音波式虫よけ』を発明したのだ!

これは正々堂々と戦う殺虫剤・防虫菊・手で叩くでもない、
コウモリと蚊の戦いから生じた蚊の性質を利用するという、
まったく違う土俵で勝負してしまうずる賢さである。

コウモリの超音波が持つ力(1)

コウモリが超音波を出すことはよく知られている事だろう。

コウモリ達は20~100kHzの音を発し、
周りからの音の反射で障害物の位置・距離を測る。

※なお我々人間の耳は聞くことの出来る音は約20kHzまで
 (歳をとればとるほど、限界値は下がっていく)のため、
 大抵この音に気づくことは出来ない。

・・・この超音波によって、
彼らは暗闇の中でも自由に飛び回る事が出来て、
餌となる小さな小さな虫をも捕らえる事が出来る。

さて、ここで虫の方の話をする。

虫たちは超音波を聞くことが出来る。

コウモリの超音波を浴びれば、
今天敵が己に向かって迫っていることを知る。
その時虫は、どうするのだろうか。

答えは、
『何もしない』
のだ。

いやいや逃げろよ!
本気で生きて見せろよ!!

・・・と、一瞬思ってしまうが、
飛んでいるコウモリに食べられないためには
飛ぶのを止めてしまうのがベスト。

虫たちはコウモリの超音波を浴びると飛ぶのをやめる。

『同じ土俵で勝負をしない』
なかなか賢い策である。

次の記事⇒ コウモリの超音波が持つ力(2)

京大ら、酸素を分離させる新素材開発

京都大学と独立行政法人科学技術振興機構らの共同研究チームが、
空気中から酸素だけを取り込む機能を持った物質の開発に成功したそうです。

空気清浄機などのフィルターに
炭が入っていたりするのを見たことがあるでしょうか。

これまで気体を分離させるためには、炭のような、
内部が空洞で気体を取り込む性質のある多孔性物質が使われていました。

どうやら多孔性物質の細かい隙間に
目的の気体の分子を物理的に取り込む、という事のようです。

しかし、この原理を使用すると
分子が同じ大きさの気体は分けることが出来ません。

ちょうど窒素と酸素は同じくらいの大きさなので
いままで分離させることが出来なかったのです。

しかし今回、
酸素と結合させることの出来る電子を持った特殊な分子と
多孔性物質を合成した新しい多孔性物質を開発し、
空気中から酸素だけを物質内部に取り込むことに成功したそうです。

研究チームはこの技術を応用して
様々な気体を取り込む物質の研究を進め、
大気中の有毒ガスの浄化などが出来るようにしたい、
としています。

緩衝(梱包)材プチプチのトリビア

誰もが知っているあの緩衝材のプチプチ。
皆絶対、プチプチつぶしに一度はハマった事があるだろう。

あのプチプチは「気泡緩衝材」といわれるもの。

その誕生の地はアメリカで、
紙の上にビニールを貼って『掃除が簡単な壁紙』を作ろうとした人が
間に空気を閉じ込めてしまった事にはじまる。

さて、日本に川上産業という会社がある。
この会社は『プチプチ』という登録商標を持っていて、
まさにプチプチといえば川上産業なのです。

そんな川上産業の協力を得て、
おもちゃでお馴染みのバンダイが2007年に発売したのが
『ムゲンプチプチ』。

プチプチのような凸凹がある電子キーホルダーで、
押したらプチプチ音が出る、
無限のプチプチマシーンであります。

そして面白いのは、100回に一回、
「おなら」
「セクシーボイス」
「ドアのチャイム」
「犬の鳴き声」
といった変な音が鳴ることである。

ムゲンプチプチ ホワイト
ムゲンプチプチ ピンク
ムゲンプチプチ ブルー

妹、ツンデレ、メイド、幼馴染編も
【無限プチプチ ぷち萌え 4個セット ∞(むげん)】

で、なぜ100回に一回変な音が出るのか。
これはバンダイの勝手な付加機能ではない。

ご存じだろうか。
川上産業が作る気泡緩衝材『プチプチ』には、

1万個に1個、ハート型の気泡がある

ということを。

なんでも、このハート型を見つけた人に
“プチラッキー”を感じてほしいとか。。。
この思いを継いで、
ムゲンプチプチも100回に一回変な音が出るようにした様です。

ここに書かれています
⇒ http://www.bandai.co.jp/releases/J2007062201.html

是非ハート型のプチを見つけてみてください。

・・・プチプチを一気に潰す技に
『雑巾絞り』の様な潰し方がありますが、
そんな事をしようものなら気づかぬうちに
ハートも無残に押しつぶしてしまうことでしょう。

今度から一つずつ丁寧に潰さねば。

~補足トリビア~

プチプチで物を包む時は、どちらが表でも良い。
ただし、通常は凸凹面を内側にする。

8月8日はプチプチの日。
『8』がプチプチの粒みたい&潰す音が“パチパチ”だから。
(2000年に川上産業が定める。記念日協会公認)

餃子の王将と大阪王将は違うのか

餃子の王将と大阪王将って違うの?

・・・『王将』と名のつく店に入ったことのない僕は、
どちらも同じチェーンの店だと思っていました。

しかし、上の質問をしてきた知人によると、
餃子の王将と大阪王将では店に違いがあるとのこと。

さらに、同じ場所に餃子の王将と大阪王将があるのを目撃したのだそう。
じゃあ微妙に経営母体が違うのか??

というわけで今日は餃子の王将と大阪王将の違いをレポートします。

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