注射と言えば、
歯医者と並び、いや、それ以上に、
子供の恐怖の対象である。
その描写は漫画の中にも見ることが出来る。
漫画の中では、
腕を大根にすり替えて注射を受ける強者も居たが、
現実にはそうはいかない。
やはり、注射は子供が避けて通ることは出来ない試練なのか――。
そんな中、
ドラえもんが登場する22世紀を90年後に控え、
米ジョージア工科大学などの研究チームがこの度、
世紀の大発明をしたようである。
熱さまシートやらプチシルマやら、
貼るだけの医療用品をよく見ることが出来るが、
なんと、貼るだけで予防接種と同じ効果が得られる
『貼る予防接種』なるものを開発したのだそうだ。
その貼る予防接種とは、
刺さっても痛くないほどの小さなトゲを並べたパッチ。
そのトゲはワクチンを凍結乾燥させた粉末で出来ており、
皮膚に刺さると数分ほどで溶けて皮膚に吸収される。
研究チームはこれなら
『痛くないはずだ』
と自信を示しており、
・通常のワクチンと同等の効果で、
・製造コストも同じ、
・なのに痛くない!!
という、申し分のない発明となっている。
これには全国の子供達が喜ぶだけでなく、
いままで子供達から無用に怖がられなければならなかった医者達も
喜ぶことが出来るだろう。
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