iPS細胞を動物の胚(受精卵)に移植するという研究計画が
7月28日、文部科学省専門委員会に承諾された。
この計画は東京大学医科学研究所の中内啓光教授らが提出していた。
iPS細胞の動物胚への移植計画が提出されたのは今回が初。
研究の目的は豚の体内における人間の臓器の作製。
動物の体内で人間の臓器を作るには
人間の細胞が他の動物の細胞と混ざり合った状態で
正常に成長する能力=キメラ形成能が必要だという。
その能力を確かめるため、
マウスや豚、鳥の胚へのヒトiPS細胞の移植を試みる。
iPS移植したを移植した胚は数日間観察後、
廃棄するか標本にするとのこと。
法律ではクローン技術で作製された胚を
子宮へ移植することは禁止されている。
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