新しい技術が登場するとそれを悪用する者が現れ、
それを防ぐ技術はいつも後追いとなることが多い。
『コピペ防止』も、
いま何とかコピペ論文に追いつこうとしてきている。
だがしかし、『コピペ防止』はもはや時代遅れだと思う。
情報社会はさらにその前を行ってしまっているように思うのだ。
インターネットの普及やWikipediaの登場など、ITの進歩により
コピペしてレポートや論文を作ってしまう生徒が出てきてしまったが、
ようやくコピペ防止技術が確立されようとしつつある今、
もはや学生自身が自らネット上に情報を公開している可能性が有るのである。
mixi、Twitter、ブログなど、
様々なリアルタイム型の情報発信ツールを学生は利用している。
レポートのために調べたこと等を、
リアルタイムにそれらのツールを使って公開している可能性が無ではない。
もし調べたその場でブログなどで公開していた場合、
レポートが完成した時には学生の文章が既にネット上に公開されていることになる。
提出されたレポートを受け取りコピペ解析をすると、
学生が書いた文章がネットから取り込まれ、照合されることになる。
そうすれば、自分が書いた文章なのに、
それを『コピペした』と判定されかねない。
『検索して何ヶ月かするとクローラーがやってきて検索エンジンにインデックスされる』
『課題を発表して生徒が提出、採点までには検索で生徒の文章は見つからない』
と、もしかしたら数年前程度のITの知識を持つ人は言うかもしれない。
しかし、PingやSitemapなどの技術により、
例えばこの『にわタコのBlog』の記事は
書いて3分後にはGoogleで検索することが出来るようになる。
当ブログ著者「にわタコ」も学生なわけで、
自分のレポートがコピペと判断されないために
書いて三分後に己の文章が全世界に公開されてしまうこのブログに
折角書きたいことがあっても書けないということがよくあるのである。
学術的価値のある情報を公開したい人が
自由に発信出来ないというのは
社会にとって不利益なことである。
もはやこの時代になって
学生のレポートがコピペかどうかを調べるなどと言うのはナンセンスである。
誰もが匿名の情報発信者であり得る時代に適応していない。
せい on 2010年8月18日 3:27 PM
TBされていましたので来ました。私が仮に教師なら、最後の授業のときにレポートをその場で書かせるんですが。これならコピペは不要では? かなりローテクですけど・・・。
匿名 on 2011年1月31日 10:10 PM
人の文章の無断引用は「盗用」と言って、窃盗と同じ。世間の大常識を堂々と否定している点に、「笑える程度」の幼稚な主張であることが分かる。
それとブログの記事と論文・レポートが同類ですか?
どうしようもないね。残念だが大学に行く資格なし。
admin on 2011年2月12日 11:36 PM
他人が書いた文章をコピペするのは犯罪です。
しかし私が言いたいのは、
自分が書いた文章がネット上にあった場合も
機械的にコピペチェックで『盗用』と判断される
ということです。
そのためブログには
論文やレポートに匹敵する高度な内容が書けない。
結果的に
「ブログと論文・レポートが同類だと?」
と言われてしまうような、
価値の低い内容しかブログに書けなくなるわけです。
これは社会にとって不利益だと思うのです。
かと言って、コピペを公認するのか?
というのは決して問題を解決した結論ではないと思いますが、
ある大学では、
レポートがコピペと分かっていても
内容が評価基準を満たしていれば評価せざるを得ない。
なぜならば、コピペ元も学生の文章である可能性があり、
また内容として間違っているわけではないからだ。
とお話されていました。
このような例も実際にあるようです。
あくまでレポートのケースで、
卒論などは新規性が問われるのでこうは行かないでしょうが。
匿名 on 2012年8月03日 9:54 PM
なにをいうとんねん