USBメモリにDVDのisoイメージを保存しようとした時のこと。
8GBのUSBで、
何もファイルが入っていないのに
コピーしようとすると
『容量が足りません』
というようなことを言われてしまう。
なぜ!?
・・・どうやら、
『ファイルシステム』が原因のようだ。
マイコンピュータでUSBディスクを選択、
右クリックのプロパティを開くと
種類:リムーバブル ディスク
ファイルシステム:FAT32
と書かれていた。
このファイルシステムだが、
つまるところは
『どういう方法で情報を記録するか』
というものである。
同じメモリやハードディスクでも
そこにどんな方式で情報を記録するかは
一つに決められていないのだ。
身近に実感する例としては、
Macで記録したフロッピー、USBが、
Windowsでは読み込めない、
みたいな・・・。
これはMacとWindowsで
使用しているファイルシステムが違うから起きることで、
Macの書き方(ファイルシステム)で記録されたものは
Windowsには読み方が分からず、読み込めないのだ。
と、まぁ、
情報の書き方にも人間の言語のように
いろいろな種類があることを理解していただいたうえで
なぜ今回isoイメージをUSBに書き込めなかったのか
という本題に入りたいと思います。
先ほどのファイルシステム『FAT32』
種類:リムーバブル ディスク
ファイルシステム:FAT32
問題はここにあります。
FAT32というファイルシステムは、
4GB以上のファイルを記録できないのです。
だから、
合計で8GBの容量があるUSBでも
1ファイルでDVD一枚分=4.7GBになるため
FAT32の1ファイルあたりの限界容量4GBを超えてしまい、
『容量が足りません』
というエラーになってしまうのです。
では、
このUSBにはDVDのisoイメージは保存できないのでしょうか?
いいえ、ファイルシステムを変えれば、
4GB以上のファイルだって記録できるようになります。
次回の記事ではUSBメモリのファイルシステムを
FAT32からNTFS(4GB以上も保存可能!)に変更する方法を紹介します。
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