がん細胞の表面の分子からワクチンを作成し
がん細胞を見分けさせて白血球に攻撃させるという治療方法がある。
今まで白血球のうちの攻撃細胞だけを活性化させることは出来ていたのだが、
北海道大、東京慈恵会医大、近畿大、産業医大などの研究グループが
新たに『攻撃細胞に指示を出す細胞』まで活性化させることにも成功したと発表した。
実際に患者にワクチンを接種したところ
乳がんの女性からがん細胞が完全に消えるなどし
重い副作用も出ていないという。
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がん細胞の表面の分子からワクチンを作成し
がん細胞を見分けさせて白血球に攻撃させるという治療方法がある。
今まで白血球のうちの攻撃細胞だけを活性化させることは出来ていたのだが、
北海道大、東京慈恵会医大、近畿大、産業医大などの研究グループが
新たに『攻撃細胞に指示を出す細胞』まで活性化させることにも成功したと発表した。
実際に患者にワクチンを接種したところ
乳がんの女性からがん細胞が完全に消えるなどし
重い副作用も出ていないという。
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植物は虫に葉を食べられると、
虫の天敵を呼び寄せる物質を出して食害から身を守ろうとする。
京都大学で生態学を研究する高林純示教授らの研究チームがこの度、
キャベツでこの様子を観察。
その結果、キャベツがオオカミ少年であることが分かった。
まず、キャベツがモンシロチョウの幼虫に食べられた時。
このときはキャベツが出す天敵を呼び寄せる物質はモンシロチョウに食べられた分に比例する。
ところが、コナガの幼虫に食べられた時、
キャベツはまるでオオカミ少年のように、
食べられた量に関係無く天敵を呼び寄せる物質を大量に出し、
コナガの幼虫の天敵であるハチを多く呼び寄せることがわかった。
研究チームは、モンシロチョウは一つの葉に一つしか卵を産み付けないのに対し、
コナガは一つの葉に集中して卵を産み付けるため、
早期の段階でハチを大量に呼び被害を事前に抑えているのではないか、としている。
キャベツが虫を識別する仕組みは、
幼虫の唾液などによって判断しているのではないか
と推測している。
これから研究を進め、
植物が昆虫を見分けるメカニズムを解明したい、とのこと。
クロソラスズメダイという魚が藻を栽培していることがわかった。
京都大学と愛媛大学の研究チームによると、
沖縄の珊瑚礁に住むクロソラスズメダイは、
縄張りに生えたイトグサという藻を栽培しているらしい。
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iPS細胞から心筋細胞を作成し
心筋梗塞や心臓病を治療しようという研究が進んでいるが、
iPS細胞を使った治療は
・患者の細胞を元にiPS細胞を作る
・iPS細胞を育てて心筋細胞にする
という手順に数ヶ月かかってしまい、
さらには患者に移植するとガン化する可能性もある。
そのためiPS細胞を使用した治療には課題があったのだが、
このたび慶応大学がiPS細胞を使わないで心筋細胞を作ることに成功した。
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最近、月の岩石の分析から
『月には水がある』ことを示す証拠が相次いで報告され、
「月の内部には大量の水がある」という説が
注目されているのだそうだ。
ところが、
米ニューメキシコ大学の研究チームがこれに異論を唱えた。
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