2003年5月9日、
鹿児島県内之浦宇宙空間観測所から
一台のロボットが宇宙へと打ち上げられた。
その名ははやぶさ。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
が開発した小惑星探査機だ。
自律的な判断能力を持ち、
新しい推進装置のイオンエンジンを搭載したはやぶさは
火星と木星の間にある小惑星帯へと向かった。
任務は、小惑星イトカワに着陸。
その土壌を採取し、地球へ戻る――。
4基のエンジンのうち3基が故障、
3台の姿勢制御装置のうち2台が故障。
地球との通信が7週間にわたって途絶えたこともある。
それでも、
地球を旅立ってから7年経った今日、
はやぶさは帰ってくる。
今日(6月13日)午後八時ごろ、宇宙空間で
採取したサンプルの入ったカプセルの分離を予定。
しかし、なんとその後、
はやぶさは大気圏突入で燃え尽きてしまう。
その様子は流れ星のように見えるという。
そして午後11時ごろ、カプセルが
オーストラリア南部の砂漠へパラシュートで落下する予定。
夜には各サイトでネットで中継が始まり、
リアルタイムに見守ることができる。
和歌山大(午後10時30分から30分間)
http://www.ustream.tv/channel/hayabusa-back-to-the-earth
・・・オーストラリアより。
ニコニコ動画(午後10時から)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv18265557
・・・動画にコメントできる。
NASA(午後10時45分から10分間)
http://sgqtss.arc.nasa.gov:554/dc8-current.sdp
・・・上空1万2千メートルからカプセルを撮影。
宇宙機構など(午後6時~12時)
http://hayabusa.jaxa.jp/live/
・・・神奈川県相模原の管制室の様子。
この記事はお役に立ちましたか?