誕生月と性格、性質、特徴…

 

血液型占いというのがあり、
最近では『B型自分の説明書』という本が人気を博した。
血液型と人の性格の関連については
いくつもの確認実験が行われているらしいが、
その結果には血液型と性格の関連性を証明するものはなく、
現在のところ科学的根拠がないと言われている。
…それではつまらない。
なにか、他に人の性格・性質・特徴に影響するような
そして科学的根拠がある と言えるものは無いのだろうか。
実は、
誕生月が人の特性に影響を与えている
という研究結果が出ている。
まずは誕生月と身長の関係。
50万人の身長を18歳の誕生月に測ったところ、
その平均は4月生まれが最も高く、
10月生まれが最も低いという結果になった。
他の月の平均身長は、
4月に近いほど高く10月に近いほど低い。
以上は統計的なデータであり
“科学的”といえるまで原因は特定されていないが
日照時間が影響しているのではないか、とされている。
この研究はイギリスの科学誌Natureに掲載されており、
おそらく北半球の話である。
北半球では6月12日頃の夏至が一年で一番昼が長く、
12月22日ごろの冬至が一年で一番昼が短い。
これは10月とその周辺月に生まれた人にとっては、
悔しい思いのデータであるが、うれしいデータも出ている。
誕生月と寿命のデータである。
ドイツの研究者達によると、
100万人以上に対する調査の結果、北半球では
10・11月生まれの平均寿命が最も長く、
10・11月から離れるほど平均寿命が短くなり
5月生まれは10・11月生まれより一歳ほど寿命が短いとのこと。
(南半球ではこれと逆の傾向が見られた。)
秋に生まれる子供は体重が重いらしく、
これと相関があるかもしれない、のだそうです。
また、
冬に母親の体内のビタミンが減少することや
春生まれが離乳食を食べ始める夏頃に
消化器が弱りやすいことなども
原因の可能性として挙げられています。
ただ、
誕生月の平均寿命への影響は近年小さくなる傾向にあり、
子供の健康状態に季節が影響しなくなってきたのではないか、
と説明されています。
ちなみに、寿命についての厚生労働省の調査で、
睡眠時間が7時間の人が最も長生きするという結果が出た。
7時間以上眠ると寿命が縮み、
5時間半以下では記憶力と集中力が著しく低下する。
また、体重を身長(単位:メートル)の2乗で割った数字を
BMIと呼び、この数値が25以上だと肥満とされるが、
これもまた厚生労働省の調査で、男性に限り、
BMIが23~26.9の人の死亡率が一番低いことがわかった。
女性は標準がもっとも死亡リスクが低かった。
ただし、
40~50代に対する10年間の死亡率追跡調査であり、
寿命の調査ではないことに注意。
通常、動物は高カロリーを摂取していると寿命が縮む。
さて、
誕生月が統計的に見て人の特性と相関している、ということは、
おおよそ月で区切られている星座も、
人の特性と相関しているということが言えるのかもしれません。
ということは、
占星術は本当に当たるのかもしれない。
ちなみに、みずほ銀行宝くじ部が
1000万円以上の当選者に行ったアンケートでは
みずがめ座の当選者が一番多いという結果が出た。
さらにこんなデータも出ている。
北海道警察が、1999~2002年に発生した
1433件の死亡事故を分析したところ、
以下、当事者の星座で集計し事故が多い順で並べ、
星座名と事故の主な原因は
うお座    居眠り・脇見等の注意力散漫
山羊座    わき見運転の女性が多い
かに座    車線逸脱に起因する事故
みずがめ座  速度超過が圧倒多数。30代男性多し
牡羊座    正面衝突・冬季のスリップ
てんびん座  市街地交差点で出会い頭に衝突
いて座    速度超過・無謀走行等の危険運転
同┌おうし座 同乗者と会話中に単独で事故
率└しし座  交差点で歩行者と事故
ふたご座   速度超過によりカーブで逸脱
おとめ座   居眠り運転
さそり座   飲酒運転と冬場のスリップ
となっている。
尚、この統計について北海道警察は、
『交通事故の発生状況に関心を持ってもらい、
 職場などでの話題づくりに一役買うこと』
を目的としているとのこと。
<編集後記>
僕はおとめ座なのですが、
調査中に『おとめ座は頭の回転が早い』という一文を発見し、
それに科学的根拠は有るのか、調べようと頑張ったのですが、
根拠を発見することはできませんでした。。。
頭の良さにまで誕生月が影響するのは少し怖いですけどね。

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